こーまのバイクに関する記録やあれこれ

バイク関連のメモ書き程度の内容のブログです…。のつもりでやってましたが、完全に自己顕示欲を満たすために自分のやってることを見せびらかすだけのブログと化しました。ちなみに当方大した知識は持っていません。真似をされる際は自己責任で。もし間違ったことを書いていたら正してくれる紳士様がいてくれたら嬉しいです。

近況報告②

 

 

レース出たくね?


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再びサーキットに通い出すと段々とそう思うようになってきました。

 

私が“レース”と呼ぶのは基本的にMFJ主催の全日本スーパーモト選手権(通称:SMJ)の事です。まぁ私が出場できるのは全日本戦の下のクラス、S1チャレンジという併催レースなのですが。

 

 

時期は7月、次戦は茂原ツインサーキットにて行われるのですが、いかんせん貧乏人なので遠征する余裕はない。

 

ではその次は、、、名阪スポーツランド。ええやん。

 

 

ちょっと昔に450レーサー乗ってた頃からSMJ名阪Rdはずっと出たいレースでした。

 

ただ出ようと思った頃はコロナウイルスの蔓延により名阪Rdは中止となり、その翌年は姉弟の結婚式。2年連続でお預けとなり、そのままバイク熱が冷めてレーサー車両を手放すことに。

 

 

今はレーサーがなくても気に入っているバイクがある。別に結果が出なくてもこの車両でどこまでやれるか走ってみたいなぁ〜、そんな気持ちになってきました。

 

 

そこからはまた練習の日々です。


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SMJ名阪Rdの特徴は本格的なモトクロスコースを使用した、シリーズ最長のダートセクション。時間にして1周の半分以上がダートというコースレイアウトになります。

 


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そのためダート練習に力を入れ、モトクロスコースに通いました。

 

 

もちろんターマック(アスファルト区間)も、暫く練習していなかった分取り返さないといけません。

 


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レースの出場を決めてからは毎週どこかしらに走りに行きました。

 


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同じチーム(?)のメンバーと、モタード以外のジャンルが中心となるレースイベントにも乗り込んだり。まぁこれはクラス的にハチャメチャに速いライダーと同じになり2人して最後着でしたけど。笑

 

 

 

後は車両側のアップデートですね。

 

 

走る度にネックに感じていたリアサスペンション。

 

あまりのマシンの見た目の良さ(主観)に忘れがちなのですが、ノーマルのサスペンションは本当にお金がかかっていません。プリロードの変更はさすがにできますが、ダンピング調整が一切できない構造となっています。またそもそものダンパーがかなり柔らかい設定となっている為、ターマックで攻め込むにはあまりにも心もとない物でした。

 

そこで購入したのがこちら。


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[モタードカスタム用]
TGR TEC-5.2 Performance shock

 

その名もズバリなモタードサスペンションです。

MD47のリアサスを変えようとすると、現時点ではYSSかTGRの2択になります。ただ、モタードにするとなるとほぼ1択かな、というところ。

 

 

 

そのTGRにもTEC-5.2と3.1の2種類あるのですが、そこは完全に見た目で選びました。別体式のタンク、あまりにもカッコよすぎる。

 

 

後はドライタイヤにレインタイヤ、丁数違いのスプロケット等レースに必要な物を買い足していきます。

 

 

するとどうでしょう、一気にお金がなくなりました。笑

 

勢いに任せてアレコレ準備しましたが、いよいよ後に引けない状況になってしまいました。

 

車両作りを済ませていればそこまでお金がかからないとはいえタイヤやオイル、チェーンスプロケ等の出費は避けられないものです。毎年欠かさずレースに出場している選手には本当に尊敬しかありません。

 

 

 

 

話は逸れましたが、やれるだけ練習しできるだけ準備し、いよいよSMJ名阪Rdに挑むこととなります。

 

 

 

 

前日

 

SMJは基本的に前日練習と本番大会の2日間で構成されます。(前日練習は任意の参加)

 

15分が3枠だけと練習時間はかなり少ないので、可能な限り準備して挑む必要があり、まずはコースの下見をします。

 


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開催する週の初め頃に雨が降っており、若干影響は残っているものの状態は概ね良好。

 

名阪Rdは完全ドライでもスリックタイヤ(市販車クラスはスリック禁止なのでハイグリップタイヤ)、レインタイヤが半々もしくはレインの方が若干多いくらいの割合です。

 

私は状況的にハイグリップタイヤを選択しました。

 


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練習走行。

モタードレースの難しいところとして私が考えるのが、コースが基本的に特設であり、マシンのセッティングをコースにアジャストする時間が前日練習のみであること。

 

私自身そんなに繊細な方ではないので、サスのセッティングがどうこう言いながらバイクを触ることは少ないのですが、さすがにファイナル(スプロケの丁数)くらいは合わせないと気になります。

 

1本目に関してはその辺も含め、探り探りで走っていきます。

 

結果的にはそのままのファイナルで特段問題はなさそうでしたが、どうにもペースが上がっていきません。初のコースでリズムが分からず、周りも同じような状況でペースメーカーを見つけることもできず、なかなかペースを上げることができませんでした。

 

2本目、凡そ自分より速そうな選手に目星をつけ、ついて行くことでペースを上げようと考えましたが、そう上手くは行きませんでした。

タイム的には絶望的な差があるわけではないのですが、チャレンジS3(市販車クラス)はチャレンジS2(250レーサークラス)と混走の為非常に台数が多く、抜きつ抜かれつで追ってた人を見失い、結局タイムはさほど変わらず。

 

タイムが上がらないのにずっと同じことをしていても仕方ないという判断のもと、3本目はファイナルを変更(13-40→13-42)して走行会。これがいい方向に転び若干タイムを短縮することができました。ターマック区間は1部合わないように感じるものの、ダート区間でのダルさがなくなりタイム短縮に繋がったのかと思います。

また、走行中はチャレンジS2の上位層に抜かれることはあるものの、チャレンジS3クラスのマシンには抜かれることはなかったので、上手く走れれば表彰台には乗れるかもしれない、という感触を得ることができました。

 

 

 

そこからは本番の準備や車検やなんやで忙しなく過ぎ、とりあえず会場から30分ほどの宿に到着。

夕飯はチーム員、知り合いと合流し18時から24時過ぎまで飲んでいました。笑

 

 

 

まぁそんなこんなで迎えた大会当日。

 

当日は友人がお手伝いとして来てくれた事もあり、かなり快適な環境で過ごすことができました。カッキェテントにテンションも上がります。

 


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その日は1本目の走行が練習兼計時予選となります。15分の走行時間のうち、前半5分は純粋な練習走行、後半10分間は計時予選となり、計時予選のベストタイム順で決勝レースのグリッド順が決まります。

 

基本的にはみなそうだとは思いますが、5分間はペースを上げずにウォームアップし、計時予選が始まった1本目にベストを狙う作戦でした。

 

 

始まる練習走行、コースイン前からついて行く選手をみつけておき途中までは後ろに着いていたものの、やはり序盤からペースを上げている選手に抜かれながらどんどん見失ってしまいました。結局5分経過する頃には完全に見失い、単独でタイムアタックする事になりました。

 

10分走行とは言っても1周が約100秒程、体力の事も考慮すると前半1,2周目に何とかベストを尽くしておきたいところ。

 

グリーンのフラッグが振られ、始まる計時予選。

アタックを開始します。

 

…。

… …。

… … …。

 

 

オワリです。

計時予選の時間が終わったという意味ではなく、悪い意味での揶揄表現。

アタック開始するや否や、各所に散りばめられた転倒ライダーによりペースが上がりません。アタック開始!→転倒で詰まってる→ここは体力温存して次の周でアタックしよう→アタック開始!→転倒で、、、のループ。

 

体力的にもキツく、キリがないので3周目は何があろうと最後までアタックして全体で17着、チャレンジS3では5着という結果になりました。目標としては4着、上手く行けば3着を狙えるかと考えていたので、若干出遅れ感があります。

 

まぁそこは考えても仕方ないので切り替えていきます。私はレース中に他車をパスする技術は持ち合わせていないのでスタートの混戦中に何とか前に出て順位をキープしたいところ。

 

 

さて、決勝レース。

お手伝いに来てくれた友人が傘持ちをしてくれました。

 


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当日は普通に死ぬほど暑かったので非常に助かりました。

 

緊張が高まる中いよいよスタートです。

 


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スタート失敗した人を横目に4位に上昇、ダートに侵入します。

 

侵入が若干もたついたものの何とか順位をキープ。しかし前走者を見ると既に4秒ほど前方にいるように見えました。何とかペースをあげついて行きたい、ダートのストレートエンドのブレーキングを我慢し差を縮めようと試みますが失敗しオーバーラン、そこで2台に抜かれ6位に降下。何とかターマック区間で必死に食らいつきます。

 

しばらく順位の変動がないまま周回を重ねていきましたが、途中で2台ほど転倒しており、難なく順位を繰り上げ4位、最終ラップに入ります。

 

前走者は2st85cc、性能負けしてはないと自分に言い聞かせ何とか追いつこうとするもなかなか差は縮まりません。

 

しかしダート区間で前走者が転倒、ここしかないとフルスロットルで抜きに行きますが、直前で体勢を立て直しすぐに再スタート、順位アップはできず。それでもまだ諦めず後ろから猛プッシュ。すると再び転倒するも、区間的にすぐに避けて抜かせるコース幅がなく、立て直しも早かった為ここでも順位アップならず。

 

度重なる転倒もあり疲労もあるだろう、ターマック区間で何とか、、、!そう思いながらも全走者も無難にしっかり攻めており、抜かせないままいよいよコース終盤。

このまま4着かと思われましたが、最終コーナーで全走者が外に大きく膨らみました。今か今かと抜き所を待っていた私はしっかりとインからスロットルを開けていき最終コーナーにてようやく前走者をパス、何とか3着に入ることができました。

 

 


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正直運が良かっただけではあるのですが、今回のこのレースに出ることを決めた時にはまさか表彰台に立てるなんて思っていませんでした。

 

運というのはレース中の話ももちろんそうなのですが、

レースに出ると決めてから散々アドバイスをくれた先輩、今回同クラスへの出走で刺激し合いながら一緒に練習してくれたチーム員、人手が欲しいと言ったら手伝いに来てくれる友達、SNSで出場を表明すると同車種に乗っている人からの沢山の声援。 

色々な要因があり、今回のレースで表彰台に立つことができました。皆さん本当にありがとうございました。

 


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しかし、こんだけ喜んではいますが、完全に実力で掴んだものではありませんし、何よりたかが3位になっただけです。

今回のレースで実力も体力も全く足りていない事に気付かされました。

今後はレース活動ができるかどうかも怪しい(資金的な理由がメイン)ですが、できればこの名阪Rdは来年からも出場したいなぁと思っていますし、それに向けて練習もしていきたいと思います。


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以上、思い出話でした。

 

 

 

 

 

 

 

さて、次は四国モタードフェスタ@神戸スポーツサーキットですが、久々にブログ書いたらめちゃくちゃしんどいなってこと思い出したので多分モタフェスについては特に記事は出しません。笑

 

次は気が向いたら車両の仕様紹介とMD47のモタード化について説明でもしようかなと思います。

 

それでは今日はこの辺で👋バイバイ