どうも、こーまです。
前の記事で、次は車両紹介でもするか〜と締めましたがその前に書いておきたいことがありました。
先日Twitter(Xとは呼ばない)にてこんな記事を見かけました。
@tamaichi_shoten
https://ameblo.jp/tamaichishoten/entry-12816634679.html
面倒くさがりな人のために一言で内容を説明しておくと、“Lの吸気系パーツ開発してます!テストライダー募集!”との事。
どう考えても適任者であるこのオレが、テストライダーに任命された、ってワケ。
もちろん嘘です。私から志願しました。
ということでもらいに行ってきました。
大阪にありますこぢんまりとしたガレージではありますが、セロー、CRF250Lのオリジナルパーツの作成&販売してくれるトレール乗りとしては非常に心強いお店です。
そしてモノがコチラ
先にモノだけ撮るの忘れたので純正と比較する画像となります。
純正と比較してかなり太く、かなり短くなっています。
これにより吸入抵抗を減らして、より多くの空気を吸おうぜ、そういうパーツです。
早速取り付けです。
画像が、、、確かどっかに、、、えぇっと、、、。
はい。取り付け完了です。
いや、さすがに冗談です。
何点かポイントがあります。
まず太いパイプを突っ込む為に穴を拡張します。
かなり雑な測り方ですがざっくりこんなもん。
こんな感じで拡げます。画像の広さだと少し足りなかったので、もう少し大きい方がいいです。
最初はリューターで削ろうかと思ったのですが、私の持っているリューターがあまりにもザコ過ぎたので、結局ニッパーで細かく切り取りまくって最終は棒ヤスリで整えました。
もうひとつポイント。
見てもらったら分かるかもしれませんが、エアボックスへの嵌め込み部の角度が若干異なるので、パイプを回しながら極力いい感じになる角度を探します。
パッと見若干変な向きしてるようにも見えますが、多分この辺りが1番いい感じだったように思います。
あとはレゾネーター。
形状的には元通り取り付けする事も可能だったのですが、私は極力部品点数を少なくしてスッキリさせたいタイプの人間なので取り付けしません。
その為適当なキャップを付け接着剤で固定しました。多分一生レゾネーター欲しいなんて思わないでしょうし。画像では若干飛び出てますが、適当に切って深さを合わせて使いました。
タマイチさんに聞いたら“ボクはイレクターパイプ付けましたよ〜”との事。調べてみたら中に金属の芯が入ったキャップみたいですね。私の取り付けしたものは完全にゴムのみなので、耐久性を考えたらイレクターパイプを使うのが良さそうです。もしいつかゴムキャップがぶっ壊れたら私もそうしたいと思ってます。
そんなこんなでようやく
コレですね。
かなり工程端折って書きましたが、実際やると結構面倒くさいです。
外装1式、リアのインナーフェンダー、バッテリーケース、タンク、エアボックス、スロットルボディ(これはネジ緩めてフリーにする程度)の脱着が必要になるので、ある程度バイク触れる人でないと辛いかもしれません。
実際取り付けた後、取り付け前にも今の仕様で走っていたサーキットを同じように走ってみましたので、軽く感覚的なレビューを。
数値的なところはタマイチさんが記事にしてくれてるのでそちらを参考にしてください。
私の感覚的なところで言うと善し悪し並べると
1.劇的にパワーが向上するわけではない
2,シフトダウンがサボれなくなった
3,パワーバンドが上に広がった
こんな感じ。
あくまで主観なので参考程度に思ってください。
まずは1。このカスタムは空気を吸いやすくする、という目的なので、空気量が増えます。が、実際燃えているのは燃料なので、空気量を増やしただけでパワー不足を根本から解決することはできません。よって過度な期待をすると若干物足りなさはあるかもしれません。
次に2。低回転時のトルクが若干下がったように感じます。サーキットを1周するうちでコーナーがいくつかあり、その全てに対してファイナル(スプロケの丁数の話)がバッチリ合うことはそうそうないので、どこかのコーナーではギアの選択に迷うことがあります。以前まではシフトダウンをサボってもそこまでタイムに影響が出ることもなかったのですが、デカパイを取り付けてからは高いギアで無理に立ち上がろうとすると若干モタついてる感が目立ちました。
ただこの点に関しては、次にお話する部分と合わせると、単純に欠点とは感じませんでした。
3,パワーバンドが上に広がった。そもそもの狙いは単純にピークパワーを上げる、だったのですが、個人的にはこっちの方が感じやすかったように思います。
先述の通り、シフトダウンがサボれなくなった為、ギアに迷うようなコーナーでは積極的にシフトダウンして走るようになりました。その後コーナーから立ち上がる際に、以前までであればパワーバンド過ぎ〜レッドゾーン手前まではパワー感に欠ける印象でしたが、デカパイ取り付け後はレッドゾーン手前までしっかりと加速している感がありました。
また、トップスピードが上がったためか以前はストレートエンド3速レブ手前だったところが4速まで入るようになりました。
最終的に、ベストタイムとしては0.4秒の更新となりました。
たったの0.4秒か、と思う人もいるかもしれませんが今回テストしたサーキットは速い人だと27秒程で回れるかなり規模の小さいミニサーキットなので、0.4の更新はかなり大きいです。恐らくですがスピードレンジの高い中規模なサーキットであればもっと恩恵を感じやすいかもしれません。
総評としては、レースを視野に入れてCRF250Lに乗っている人(そんな人いるのか?)には断然オススメ、峠を気持ちよく走りたい人にもオススメ。普段街乗りしかしません、特にスピードは出しませんみたいな人にはオススメしない(あまりメリットを感じられない&部品代や手間を考えると)って感じですね。
私個人としては今後のこと(←これは後のカスタムの伏線となる)も考えると大満足といった感じです。
部品提供いただいたタマイチ商店さん、ありがとうございました。
一応車両紹介もしたいなぁとは思ってるので気が向いたらまた記事にしますね。
それでは今日はこの辺で。バイバイ